〒768-0023 香川県観音寺市古川町1000-1

診療時間
9:00 - 12:30
14:00 - 18:00

※土曜日|9:00 ~ 13:00 / 14:00 ~ 17:30
※休診日|木、日、祝(祝日がある週は木に振替診療)

一般歯科 general

患者様の不安に寄り添う
なるべく痛みに
配慮した虫歯治療
TREATMENT CARE

虫歯は進行の程度によって、治療の内容や通院期間が変わってきます。早期の段階で対処することで、処置に伴う負担を軽くできるだけでなく、周囲の歯を守ることにもつながります。違和感や異常を感じた際は、放置せず、早めに受診するようにしましょう。

当院では、小さなお子様や痛みに敏感な方にも配慮した診療を心がけています。表面麻酔や電動注射器の活用など、麻酔の方法や機器選びにも工夫を凝らし、治療時の刺激をできる限り抑えられるよう努めております。

虫歯が原因で現れる症状 SYMPTOMS

  • 脈打つような痛みが続く
  • 温かい食べ物や飲みものがしみる
  • 甘いものを口にすると痛む
  • デンタルフロスが引っかかる

虫歯の進行段階 Stage

  • C0(脱灰状態)

    脱灰状態

    歯の表面が、虫歯菌が出す酸によってエナメル質の表面が溶け始めた状態です。見た目に白濁や褐色の変化が見られることがありますが、痛みやしみるといった症状はほとんどありません。

    お口のなかを清潔に保ち、フッ素塗布を継続することで、再石灰化(自然治癒)が期待できるため、歯を削らずに経過観察することが一般的です。

  • C1(エナメル質まで進行した状態)

    エナメル質まで進行した状態

    虫歯がエナメル質の内部まで進行した状態を指します。歯の表面に小さな穴が空くことがありますが、多くの場合は痛みなどの自覚症状はありません。

    デンタルフロスに引っかかるなどの違和感から気づくこともあります。初期であれば、定期的にフッ素塗布により再石灰化を促すことが期待できます。進行度によっては、CR(コンポジットレジン)と呼ばれる白い詰め物で充填を行います。

  • C2(象牙質に及んだ状態)

    象牙質に及んだ状態

    象牙質まで虫歯が進むと、刺激に対して痛みを感じやすくなります。特に温かいものや甘いものに反応し、脈打つような痛みが続くこともあります。

    軽度であればCRで修復し、進行している場合には型取りをして詰め物(インレー)を製作して装着します。削る範囲が広いケースや、処置に伴う不快感が想定される状態であれば、麻酔を用いて施術します。

  • C3(歯髄まで進行した状態)

    歯髄まで進行した状態

    虫歯が歯髄(歯の神経)に達した段階です。この段階では、強い痛みが現れることが多く、市販の鎮痛薬では十分に抑えられないケースも珍しくありません。治療では、麻酔を施したうえで神経を取り除く根管治療を行います。感染した神経や組織を除去した後、根の内部を洗浄・消毒し、土台を立てたうえで被せ物(クラウン)を装着して仕上げます。

    一時的に痛みが治まっても、根管内に細菌が残っている可能性があるため、自己判断で通院を中断せず、最後まで治療を受けていただくことが大切です。

  • C4(歯冠の形が保たれていない状態)

    歯冠の形が保たれていない状態

    虫歯が重度に進行し、歯冠(歯の頭の部分)が大きく崩れてしまった状態です。神経が壊死していることが多く、痛みを感じにくいこともありますが、根管内で細菌が繁殖し、根尖(歯の根の先端)に膿がたまることもあります。

    歯根にヒビや破折などの問題が確認されなければ、根管治療によってできるだけ歯を保存できるように試みますが、歯の状態によっては抜歯が必要になることもあります。

痛みを抑えるために
取り組んでいること

痛みを抑えるための取り組み

まず、注射の刺激を和らげるために、歯ぐきの表面に表面麻酔を施します。塗布してから数秒~数分で軽いピリピリとした感覚が現れることがありますが、痛みを感じることはほとんどないとされています。

その後、極細の針を装着した電動注射器を使用して麻酔薬を注入します。手動タイプと異なり、注入の圧力が一定に保たれるため、痛みや違和感を抑えやすく、麻酔が苦手な方にも配慮した方法です。

親知らずの抜歯が
必要なケースとは?

親知らずの抜歯が必要なケースとは? イメージ

親知らずは、奥歯の中で最も遅く生えてくる8番目の歯です。生まれつき存在しない方もいますが、生えている場合はその位置や角度、状態によって抜歯が必要かどうかが異なります。真っすぐに生えており、虫歯や歯周病のリスクがなく、噛み合わせにも問題がなければ、必ずしも抜歯の必要はありません。

一方で、以下のようなケースでは処置を検討することがあります。一般的なものは院内で対応しておりますが、難しい症例については、口腔外科のある医療機関をご紹介させていただきます。

  • お手入れが行き届かないことで虫歯になっている
  • 親知らず周辺の歯ぐきが繰り返し腫れる
  • 斜めに生えていて、一部だけ歯ぐきから露出している
  • 隣の歯を押して歯並びが悪くなっている
  • 周囲の粘膜や歯ぐきに傷をつけている